医療理念

【丁寧な治療】を行うことで【確実な治療】を目指す

世の中には多種多様の職種があり、それに携わる人は数えきれないほどいても『職人』と呼ばれている人はその中のごくわずかな人しかいません。同じ材料や同じ道具を用いて同じように真似をしてみても『職人』と呼ばれる人と同じようにはできないものです。
ある『職人』と呼ばれる人が仕事について心がけていることは何かという問いに、
「当たり前のことを当たり前にしているだけ。ただ妥協せず丁寧に確実に一つ一つの工程をしっかりと仕上げていくだけ。」
と、お答えになっているのを聴き、まさしく私が治療するにあたり常々心がけていることと同じであると思いました。
丁寧に一つ一つの治療工程を積み重ねていくことが、最終的によい治療結果につながります。
例えば、しっかりと虫歯を削った後でも見過ごしてしまうような目では確認できない虫歯が残っています。そのまま白い詰め物やかぶせ物をすると、中から虫歯が進行してきます。そのようなことがないように「カリエス検知液」という虫歯を染めることができる薬剤を用いて虫歯を取り除きます。その後白い詰め物は、その歯と隙間がないように、その歯と見分けが付かないように丁寧に詰めます。かぶせ物も丁寧に型を取り、歯と隙間なくしっかりとかぶせます。
丁寧に虫歯を残さずに取る、丁寧に根の治療をする、丁寧に型を取る、丁寧に・・・。
「丁寧に」治療を行うことで「確実に」良い治療結果を目指す。これこそが当院の全ての治療の基本です。

医療方針

【痛みのない治療を心がけます】

歯科治療で痛みや怖さを感じるのは麻酔注射のときではないでしょうか?針を見ただけで痛いような気がすると思われる方もいらっしゃいます。当院では表面麻酔を最初に行います。麻酔注射の前に針を刺す時の痛みがないように歯ぐきの表面に麻酔剤を塗り、その後に麻酔注射をいたします。針も極細の針(33ゲージ=0.2ミリ)を用い、さらに体温程に暖めた注射液電動の注射器にてゆっくりと行うことで、ほとんど痛みを感じることはありません。注射をしたことに気付かない方もいらっしゃいます。
痛みの感じ方は人それぞれです。多分痛くはないであろうと想定できる場合でも、麻酔を希望されるかどうかお伺いします。全ての治療に麻酔ができるわけではありませんが、可能な限り対応いたします。特に歯科治療に対し恐怖心の強い方はお申し出ください。

 

【できる限り歯を抜かずに残す保存的治療を行います】

歯を失う原因の多くは歯周病です。“できる限り歯を抜かない治療”として歯周組織再生治療を実施しています。歯周病がひどく進行している場合には外科治療(手術)を行うこともあります。すべての治療が終了した後は、メンテナンス(定期検診)にお越しください。歯周病は再発率が非常に高く気付かぬうちに進行する、「サイレントキラー=静かな殺し屋」と呼ばれる病気です。3~4か月ごとに定期的に検診を受けて進行の状態をご確認ください。メンテナンスでは1時間の時間をおかけして歯石や歯垢・着色を確実に取り除き、歯の1本1本を丁寧に磨く「歯のクリーニング」も行います。歯のクリーニングはお受けになられた皆様より大変ご好評をいただいております。また、虫歯のチェックも同時にいたしますので虫歯もごく初期に発見でき早期に治療も終えることができます。歯のクリーニングを定期的にお受けになられることは歯周病や虫歯の予防にもなります。歯周病が進行していなかったから、虫歯はなかったからメンテナンスはもう必要ないとお考えになられるのではなく、メンテナンスで歯のクリーニングを定期的にしているから歯周病も虫歯もない状態が保たれているとお考えください。

【患者様の安心・安全のため、滅菌消毒を徹底します】

高温で器具を滅菌する「オートクレーブ」「アイクレーブミニ」・高温で滅菌できない器具を滅菌する「ガス滅菌装置」・歯を削る器具(タービン)を滅菌する「オイルライザー」など充実した滅菌装置を備えています。

【患者様とのコミュニケーションを大切にします】

同じ症状でも患者様ごとに感じ方が違い痛みの度合いも違ってきます。その様々な違いを私共が一方的に捉えて治療を推し進めるのではなく、まずはどのような治療をご希望なのかお話をよくお聴きしたうえで、必要に応じた説明ツールを用い、十分な説明のもとに患者様にご納得していただける治療をご提案させていただきます。そのためには患者様と私共とのコミュニケーションが何よりも大切だと思っています。ご心配なことなど、どのようなことでも歯科医師・スタッフにご遠慮なくお話しください。

【日々学び努力することをお約束します】

当院の歯科医師・スタッフは今に満足することなく常に患者様により良い治療をご提供し続けることができるように、日々学び、努力を惜しまないことをお約束します。