言葉づかい

日々雑感

「次回のご予約は○○曜日の××時はいかがでしょうか?」

OKの場合は

「大丈夫っすよ!」または「たぶん大丈夫っす」

だめな場合は

「いやーその日は無理っすね」

「では△△曜日の◇◇時はいかがですか?」

「全然大丈夫っす」または「いいっすよ」

「次回は△△曜日の◇◇時にお越しくださいね

お大事になさいませ」

「あざーっす!」

私と今どきの若い人とのやり取りです

こういう会話 少し前の私は とても苦手でした

ところが 回を重ねるごとに 慣れてきたようです

確かに 決して褒められる言葉づかいではないので

眉をひそめる方も多いでしょうけれど

彼等なりに 受け答えしてくれているんです

 

無表情で ほとんど声を発せずに

お帰りになる方もいらっしゃるなかで

はにかみながらも

「いいすっよ  あざーっす」

と 言われたほうが なぜか ほっこりする時があります

 

「全然○○です」「たぶん○○です」

最近ではごく普通に使われているようですが

正確には 呼応の副詞ですから

「全然○○ではない」打消し

「たぶん○○だろう」推量

とならなければいけません

 

EXILEがメディアに出だした頃より盛んに耳にするようになった

(私はそう感じているのですが)

「ヤバイ」

HIROさんMAKIDAI・MATSU・USAさんらが何かにつけ

「ヤバイ ヤバイ」と使うのに違和感を持っていました

例えば

「これは とても 美味しいです」が

「これ マジ ヤバイっす」「これ マジヤッベー」といった具合

(アクセントとイントネーションが表記できないのが残念!)

この言葉も耳馴れてきてしまいました

「やばい」は本来 盗人などが役人に捕えられてしまいそうな

身の危険を感じた時や

悪いことが見つかってしまいそうな時などに使う言葉が

一般でも【危ない】と感じる時に使うようになった言葉ですが

今では 美しい かわいい うれしい 美味しい

といった良い意味合いでも使われているようです

出川哲朗さんがお約束のように連呼している「ヤバイよ ヤバイよ」も

その時の状況で良いときにも悪いときにも用いています

 

日本語が乱れていると 思うことも多いですが

言葉は生きています

時代とともに変化していくものです

だからこそ言葉は変わっていくものなのかもしれないと

思えてきました(良いか悪いかは別として)

そのうち呼応の副詞に

「全然○○ではない」打消し とともに

「全然○○である」 肯定 (新たに追加)

な~んて なるかもしれませんね

 

受付では 老若男女 いろいろなお考えをお持ちの患者様と接します

皆様に気持ちよくお帰りになっていただけるような

言葉づかいをしていく必要性を感じています

 

いろいろな患者様と接していると

いろいろなことを 考えます

それも 仕事をする楽しみでもあります

 

若い方々へ

今 正しいとされている日本語も

使えるようになりましょうね