もうすぐ・・・

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時折、お待ちいただいている患者様にお困りのことはないだろうかと、それとなくカウンター越しに待合室を見るようにしています。すると、様々なご様子が見受けられます。

以前よりお座りいただくソファーが気になってはいたのですが、案の定なにかと問題がありました。
クリーン歯科の待合室ではゆったりとお待ちいただきたく、座高の低い少し柔らかめで落ち付きのある色合いの一人掛けソファーを並べています。

ある日、ご年配の方が座るところはあるにもかかわらず立っていらしたので、長年通われている、先にお待ちの患者様が、
「座ったらどうですか?」
と、お声をおかけしたところ、
「ここの椅子は座るととても座り心地がいいんだけど、柔らかいから立てなくなるんですよ」
すると
「そうよね、だったらここに座ればいいんですよ。私も腰が痛い時はいつもそうしてます」
指さしたところはソファーとソファーの間でした。
もう一人、別のソファーにお待ちの患者様も
「そうそう、私もそうしてますよ。ほら、ここなら大丈夫ですよ」
お立ちの患者様も、促されるままにソファーとソファーの間にお座りになると
「本当、ここなら座っても大丈夫ですね」

いつも杖を突いて来られる患者様は、ソファーから立ち上がるときは、いったんソファーの上で横になり腕をついて立ち上がります。

皆様それぞれに工夫していらしたことに、気付くのが遅く申し訳なく思っていましたが、初めていらしたお子様とそのお母様より、
「お母さん、このソファーすごくいいよ!おうちにもこんなのほしいね」
「本当、置くところがあったらこんなのほしいね」
という会話が聞こえてきました。

ゆったりとすわって雑誌や新聞を読まれている方々、ソファーの上に赤ちゃんを寝かせている方、おもちゃを広げて遊んでいる小さなお子様・・・
皆様それぞれでどうしたものかとずっと悩んでいましたが、ある日、腰の悪い患者様が、座る時も立ち上がる時も「痛い痛い!」とおっしゃるので声をかけたところ、
「ここの椅子はいったん座ると座り心地はいいんだけどね、低くて柔らかいから座るのも立つのも腰が痛くて大変。だからすぐに動けないからちょっと待ってね」
と、痛みに耐えながら立ち上がろうとなさっていたので
「ゆっくりでいいですよ」
と、再度声をかけながら、ソファーを変えよう!と、やっと踏ん切りがつきました。

店に出向いて実物を見るのが一番なのですが、何分、毎日仕事ゆえそれができず、ひたすらPCに向かって新しい椅子を探すこと3ケ月。A様、B様、Cちゃん・・・いろいろな方のお顔を思い描き、その方々の動きを思い出し、やっとこれというのを見つけ先月発注しました。
面白いもので、妊娠して自分がマタニティーのころ、それまではあまり気付かなかったのに同じマタニティーのママさんがやたらと目につくように、どこに行っても椅子ばかりが目につき、この椅子は〇〇のカタログに載ってたとか、ここの椅子はデパートの△△に置いてあったのと型が一緒でカタログでは確か〇〇円くらいだったなぁと妙にわかるようになりました。(そのうちすぐに忘れます)

 

そんなこんなで新しい椅子がもうすぐ届きます。

院長と二人、ワクワクしてその日を待っているところです。