金属の歯を白い歯へ=金属のインレーからセラミックインレーへ

ていねいな治療 確実な治療 症例

治療前 インレー

治療後 セラミックインレー

 

患者様のご希望で 金属の詰め物(インレー)を

白い詰め物に変えました

右上奥の7,6番の歯(写真右側とその横の歯)です

 

インレーは 患者様が中学生の頃  当院で入れたものです

しっかりと磨けているので 虫歯はありません

大人になり 話したり笑ったりした時に見える

金属のインレーが とても気になるようになり

目立たない 白い物に変えたいというご希望でした

 

同じように見える 白い詰め物ですが

写真右側の7番の歯には

保険での白い詰め物(CR充填)

その隣の6番の歯には

保険外のe-max(セラミック)インレー

を入れました

 

インレーとCR充填の治療工程について

【インレー】

虫歯を取り除き 型を取る→インレーをセットする

【CR充填】

虫歯を取り除き 白い詰め物をする

 

このように インレーを入れるには2回

それに対し

CR充填は 1回の治療回数ですみます

 

どちらも 神経までには達していない虫歯の場合に 適用しますが

虫歯の 大きさや深さに応じて どちらかを選択します

 

※写真右のCR充填について

前回入っていた金属が

下の歯とかみ合う部分と 頬側だけにより

今回はCR充填としました

なぜ 前回 金属のインレーだったのに 今回はCR充填なのか

前回もCR充填にすればよかったのでは

と 思いませんか?

これには 材料である コンポジットレジンの

進歩が関係しています

材料も器具も 年々改良され 進歩しています

前回インレーを入れたころの コンポジットレジンは

変色しやすく 欠けたり割れたりしやすいため

二次カリエス(再度虫歯になる)になりやすい

などの欠点がありました

特に臼歯部には強い負荷がかかるため CR充填は不向きでした

よって奥歯にCR充填をしている治療は 好ましくないとされていました

(今でも 健診に行くと変色したり 欠けたり

二次カリエスになっているCR充填を 多く見かけます)

それでも 「一回で終わりますよ」と好んで CR充填をされている

歯科医院も  ありましたが

好ましくないものは しない

自分自身がしてほしくない治療は しない

という 院長の 強い信念により

極力 臼歯部へのCR充填は 行っていませんでした

ところが最近は 飛躍的にそれらの欠点を克服した

コンポジットレジンがでてきたことにより

当院でも 臼歯部にCR充填を 行っています

数あるコンポジットレジンを 徹底的に比較し

最も良いと思われるものを 使用しています

ただし すべてがCR充填で 対応できるわけではありません

金属のインレーを 選択する場合もあります

 

 

 

※写真右横のインレーについて

セラミックインレー 色合わせ

写真右の7番の歯とは違い

金属部分が前の歯との間にもあり CR充填では負荷がかかると

欠けてしまう可能性が高いため

保険外の セラミックインレーを入れることにしました

(保険では白いインレーは認められていません)

金属のインレーを外し 形を整えました

かぶせ物をセットしてしまうと 中は見えないのですが

見えないところでも このように きれいな仕事をしています

これが クリーン歯科の 「ていねいな治療」です

この後 インレーの型取りです

ていねいに形を整えていますので

型取りも ていねいに行うことにより

確実な 型が取れます

確実な型が取れると 整えた歯に 隙間のない

ジャストサイズの かぶせ物が出来上がります

 

上の写真は 色合わせを行っているところです

天然歯との見分けがつかないように

しっかり色合わせをし 今回はA3を 選択しました

奥歯で見えにくいところとはいえ 色合わせは 大切な 工程です

後々

思っていたより 白かった

思っていたより 黄色かった

と 後悔しないように

審美面も 考慮しなければいけません

保険適用 保険適用外ともに 患者様とご一緒に 色を決めます

 

セラミックインレー

同じ白い詰め物

一見すると 違いはわかりませんが

右のCR充填に比べ 左のセラミックインレーのほうが

透明感があります

この透明感 前歯部になると その差は歴然となります

 

このように 金属の詰め物やかぶせ物を

白い物に変えることができます

気になられる方は ご相談ください