放散痛による 歯の痛み =副鼻腔炎(蓄膿症)=

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンにて

クリーン歯科に 来院された

患者様です

 

左上の奥歯が痛み 他院に

通われていたそうです

口腔内所見・レントゲン・歯周病検査

を一通り行った結果

虫歯はなく 中程度の歯周病

という 診断により

炎症を抑えるための 抗生剤

痛みを抑えるための 鎮痛剤

を処方され

一週間程 服用していましたが

全く痛みが治まらず

先生に その旨 お伝えしたところ

「当院では どうすることもできない」

ということで 総合病院を

紹介されましたが

その患者様の お知り合いで

当院に 通われている方が

ご紹介してくださり

総合病院に行く前にと

ご来院されました

 

当院でも 前医と同じように

口腔内所見・レントゲン・歯周病検査

を行いましたが 前医と同じく

歯周病ではあるものの

一見すると 所見・レントゲンともに

異常なし

その後

しっかりと 問診を行いました

この問診が とても 重要となります

患者様は 今までの経緯とともに

・何もしなくても 痛い

・歯を叩くと 痛い

という症状を お話されていましたが

その時 気になることが・・・

 

若干 鼻声のように 感じたので

もしやと思い

患者様に 床の上で

数回 飛び跳ねていただき

着地時の痛みを 尋ねると

痛みが 増強するとのこと

口腔内全体が映る

パノラマレントゲンを見ると

左上に 少し

すりガラスのような

白い もやが かかっていたことにより

【左上顎洞炎】と診断しました

【上顎洞炎】 聞きなれない病名ですよね

副鼻腔炎とか 蓄膿症 というと

わかりやすいでしょうか?

鼻の病気です

 

この場合 抗生剤の選択が 大切です

この患者様には

マクロライド系の抗生剤と

鎮痛剤

を 投薬しました

翌日 再度 来院していただきましたが

今までの痛みが

嘘のように なくなったと

大変 お喜びでした

念のため

耳鼻科でも 受診いただきましたが

同じ診断が なされたということです

 

このような 【上顎洞炎】は

決して 珍しいことではなく

当院でも 年に数名は いらっしゃいます

それを踏まえて

すぐに対応できるように

必要な抗生剤等を 数種類

常備しています

 

鼻の病気からくる 痛みが

歯の痛みと 感じるように

実際と異なる場所で起こる痛みのことを

『放散痛』といいます

心筋梗塞でも

歯に痛みを 感じることがあります

歯の痛みは

虫歯や 歯周病だけとは 限りません

 

ちなみに この患者様は

当院にて 他の治療も終え

メンテナンスで 定期的に

通われています

セカンドオピニオン お受けいたします

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンとは

患者様が受けられている

診断や治療法について

もしくはこれから受けようとする

診断や治療法について

ほかの医師の意見を求めること

 

クリーン歯科でも セカンドオピニオンを

お受けいたします

ただし

電話によるご相談はいたしかねます

ご予約のうえ ご来院ください

 

セカンドオピニオンは

ご相談であり治療ではありません

したがって保険は使えません

保険外の扱いとなります

(当院での治療をご希望された場合は

その場限りではありません)

また 診断には必要に応じて

レントゲン・検査が

付随されますことを

ご了承ください

 

ご相談料 30分 5000円+消費税

別途

レントゲン・検査料がかかります