これって、歯??? =不良補綴物=

不良補綴物 被せ物 詰め物

他院様より転院してこられた患者様です。

クリーン歯科に通われて暫くしたころ
「前の歯医者で被せた歯が取れたのですが、ここでつけてもらえますか?」
と、取れた物を出されました。

その被せ物を見てびっくり!
(これって、歯???)
「こちらが被せてあったのですか?」
と、お聞きすると なんのためらいもなく
「そうです。」

その被せ物は 全てが金属ではなく、歯の部分の周囲は白く、 嚙み合う部分が金属でできたものでしたが歯の体をなしてはおらず、 白い部分が円柱形、その上に屋根のように金属が 多角形に削られていて、ムーミンの家を連想するかのような形です。
(これで違和感なくかめているのかな?)
(型取りをして作っているはずなのに、何でこうなるの・・・?)
(???????)

よく、院長から
「びっくりするようなものが被せてあるよ。」
「芋のような形のものが入っている時も結構あるよ。」
と、聞いてはいたのですが、受付では見ることがなく、今回本当にびっくりしました。
被せ物の形やセットの仕方、詰め物の詰め方や色の選択などにより、それを行った歯科医院・歯科医師の治療に対する取り組み方や 技量、その方の性格までをも読み取ることができます。

このような被せ物や詰め物の場合, 被せてある歯のレントゲンを撮ると、 根の治療が宜しくなかったり、詰め物を取ってみると、虫歯が取り切れずに ごっそり残っていることがほとんどです。
時には、高かったであろう保険外で入れた被せ物の全てが そのような状態の方もいらっしゃいます。
(院長はこれを「高級不良補綴物」と呼んでいます)

 

保険治療・保険外治療にかかわらず、このような治療を 受けた患者様は、可哀想としか言いようがありません。しかし、ほとんどの患者様はそのような状態であることを気付いていらっしゃらないかと思います。だから余計に可哀想だと思ってしまいます。
歯には、前歯、犬歯(糸切り歯)、小臼歯、大臼歯とありますがそれぞれに役割があり、そのため形が違います。その形の違いにより毎日おいしく食事をとることができています。それが日々健康でいられることにも繋がります。
良くない被せ物は、肩こり、頭痛、顎関節症、消化不良による胃痛など、体に出る様々な症状の原因となります。

今一度、鏡でご自分のお口の中をご確認ください。

被せ物の形はいかがですか?
被せ物に隙間があったり浮いたりしていませんか?
詰め物の周りが茶色くなっていませんか?
詰め物が欠けたり浮いたりしていませんか?
被せ物や詰め物の歯に違和感はありませんか?

お気になるところがありましたら歯科医院を受診してくださいね。