クリーン歯科には虫歯が全くないスタッフがいます。
そのスタッフは、親知らずの治療で生まれて初めて歯を削りました。虫歯がないのですから当然といえば当然なのですが、大人になって初めての治療と聞くとやはり驚きますよね。
ちょうどお母様が治療にいらした際、どのようにして虫歯がないようにお育てになったのかお尋ねしたところ、
「私が虫歯が多く痛い思いをしたので子供にはそのようなことがないように小さい頃は押さえつけてでも歯を磨きました。
小児歯科にも定期的に予防で通いフッ素を塗ってもらいました。
家庭でもフッ素でのうがいがいいと聞いたのでそれを毎日行ったのもよかったのかもしれません。他の子も虫歯になっていないと思います。」
素晴らしいお答えでした!!
まさに、“継続は 力なり” です。
このお母様私と同じ年齢です。
私が子育てをしていた頃は、フッ素塗布はあまり効果がないのでは?フッ素そのものの安全性に問題があるのでは?
と、その信ぴょう性に疑問符がついていました。
保健所でもフッ素についての紹介はあったものの今のような集団塗布は行われていなかったように記憶しています。にもかかわらず、お子様のことを考え
・徹底した歯磨き
・定期検診
・毎日のフッ素でのうがい
今でこそ当たり前のように行われているこれらのことを、当時よりずっと続けていらしたことは実に素晴らしいことです。
フッ素の集団塗布に関しては今でも賛否両論ありますが、とある小学校で給食後全児児童にフッ素でのうがいを取り入れたところ、虫歯の罹患率が明らかに減少したという結果が出たということです。
この学校の子供たちはそれを自覚し、子供自身が虫歯にならないようにどうすればよいのかを各々で考え実行するようになったということです。
ダラダラと食べない
食後は必ず歯を磨く
など、家庭でもお口のケアを行うようになりそれが結果として現れたのでしょう。
スタッフのお母様と、この小学校の取り組み、
共通点は【フッ素】だと思いますか?
私は、【環境】を整えたことにあると思います。
虫歯にならないようにするにはどうしたらよいのかを自然と身につけることができる
【環境】を整えたということではないでしょうか。
フッ素はその手段といえるでしょう。
フッ素という手段を用いて、小さい頃より自然に虫歯にならないような生活をしていくことができるようになったのでしょう。
「三つ子の魂百まで」といわれるように、子供を育てるには小さい頃よりの【環境】 が大切であるということです。
虫歯に限っていえば、子供の虫歯は親の責任です。
虫歯のない子に育つようによい【環境】を整えてあげましょう。